チョコミントは歯磨き粉じゃねえんだよという話
僕はチョコミントアイスが好きだ。
今わざわざチョコミント「アイス」と書いた。何故なら、チョコミント味の商品はアイス以外あまり美味しくないと思っているからだ。
最近、コンビニで買い物をしているとチョコミント系のお菓子がよく目につく。チョコやシュークリームやその他諸々だ。いちチョコミン党としては試さねばならぬと思い全て購入したことがある。結果は散々で、どれ一つとして美味しくは食べられなかった。もちろんアイスもそれ以外のチョコミント菓子も好きという人もいるだろうし、アイスはダメだけどそれ以外の商品が好きという人もいると思う。
何が言いたいかというと、単にチョコミント好きと言ってもその内訳は様々であって十把一絡げに出来るものではないということ。
しかし、チョコミント好き共通の敵がいる。それは、
「チョコミントとか歯磨き粉じゃんw」
である。ぶっ殺すぞ!
僕の短い人生での経験からの話になるが、友人数名とアイスを買う時にチョコミントを選ぶと必ずと言っていいほど先述のセリフを言う者が現れる。メンバーが違ってもそうだ。昨季から2クール連続放送中のアニメ「刀使ノ巫女」でもチョコミント好きを公言する十条姫和というキャラクターが同じことを言われ弄られるシーンがある。
もし僕や十条姫和がバニラ味のアイスを選んでいたら、彼/彼女らは「バニラとかキャスター(バニラフレーバーの煙草)じゃんw」と難癖をつけてくるだろうか?否である。これは
・例えの伝わりやすさ
・バニラはアイスの味として王道の立ち位置であり、チョコミントは少数派であるということ
等の原因が考えられるが、それは些末なことだ。
原因が何であれ、つまるところ、「チョコミントは弄ってもいい」という差別的な無意識が人々の中にある。むしろ「チョコミントを見たら歯磨き粉弄りをする」という概念が刷り込まれていると言っていい。
これは差別だ。
性別肌の色宗教職業その他諸々に行われる理不尽な差別と同じものである。
大した理由もなく「少数派だから」「みんな言ってるから」と他人の嗜好を貶める行為、それが差別でなくなんだというのだろう。
チョコミントを歯磨き粉呼ばわりする者へ、お前やお前の愛する人は爪先から頭のてっぺんまで全て多数派で隙のない平均的な人間なのかと問いたい。
人はそれぞれ違って個性がある。そんな幼稚園生でも分かることを忘れていないか?自分の思う普通と違うものを排斥していった先に何が残る?きっと自分すら残らない。
偏見や先入観を持つなとは言わない。何故ならそれはそれまでの人生の中で培ってきた経験によるものであって、勘として身を助けてくれることもあるだろう。
別に自分と違うものを全て理解する必要はない。「自分には理解できないもの」だと理解すればいいだけだ。「自分とは違うけどそういうこともあるか」この思いを持つだけでどれほど世界は平和になるだろう。
「だったら歯磨き粉呼ばわりされようがブログでグチグチ書いてないでそういう考えもあるかで流せよ」って?ムカつくもんはムカつくんじゃ!殺すぞ!自分の好きなものを攻撃されたら守るために戦う必要がある時もあると僕は思う。
この世の全てのものの価値は全人類にとってイコールではないから優先順位をつける必要に迫られることもある。それでもなるべく誰かの大事なものを否定せずに互いに尊重し合って生きることを僕はこの世界に提案したい。
チョコミントは歯磨き粉とか言ってる奴は死ね~~~~~~!!!!!!じゃあ君の歯磨き粉はチョコミント味なんですか~~~~違うなら死んでくださ~いはい死亡ーーーーーー!!!!!!チョコミントでシャンプーしてハゲろ馬鹿